recent update of oneshot

#021

:: Canon EOS 5D mark III + Nikkor 105mm f/2.5 Ai-S AEJ 於 JR磐越西線 会津若松~堂島 ::

里を潤す。

冬の残像は、次の春を作る。
紅く染まる鏡を見ながら、去りゆく季節を見送った。

2017.04.30 更新

archive of oneshot

#020

:: Canon EOS 20D + EF70-200/2.8 L USM 於 ひたちなか海浜鉄道湊線 磯崎?平磯 ::

遥か西へ。

学生時代に大好きだったキハ2004。
いつしか運用を離脱し、解体を免れ遥か九州で動態保存されるという。
昔の写真を探していて、西陽に照らされる磯崎の芋畑を思い出した。
お客さんもいれば、もっと良いシルエットになったかも...
そんな日常を走り抜いて、遠い土地でもどうか元気で。

2016.10.19 更新

#019

:: Canon EOS 5D mark II + Vario-Sonnar 28-70mm f3.5-4.5 T*MMJ Y/C 於 JR羽越本線 村上?間島 ::

夏の終わりに

積乱雲が海を照らし
灯火が道を照らし

2016.04.26 更新

#018

:: Canon EOS 50D + Carl Zeiss Sonnar 2.8/85 T* AEJ Y/C 於 JR只見線 本名駅 ::

はみ出る駅

初夏の写真を探していて、本名のタチアオイを思い出した。
この小さな駅には定期列車すら収まらない。
踏切はずっと鳴らしっぱなしで
車掌さんが乗降客を見守る。
エンジンをふかして、少し前に出たところが切位置だ。

稀有な光景だが、いつまでも続くものだと思っていた。
また見られるさ、そう信じている。

2016.03.16 更新

#017

:: Canon EOS 5D mark III + AI Nikkor ED 180mm F2.8S 於 JR只見線 会津西方-会津宮下 ::

春紅葉

春の陽光に、森が手を伸ばす。
僅かな時間、透過する色彩に息を呑むんだ。

2016.01.26 更新

#016

:: Canon EOS 50D + EF70-200/2.8 L USM 於 JR常磐線 勝田-水戸 ::

凍てつく記憶

放射冷却は足元の水辺を凍らせ
指先の感覚を麻痺させる

TDLへの乗客はまだ夢の中
日の出が最も遅れる1月上旬
凍てつく薄明を狙う

新潟の485が落ちたと聞き
ふと勝田のロクマルを思い出した

2015.07.17 更新

#015

:: Canon EOS 5D mark II + AI Nikkor ED 180mm F2.8S 於 JR磐越西線 山都-喜多方 ::

元旦の務め

大晦日の仕事を終えて同僚と初詣。
膝下ほどの積雪はさくさくと心地よい。
おそらく初日の出は見られまい。
しんしんとひそやかなる未明を走り
いつもの丘に立てばまた、
変わらぬ朝がやってくるんだ。

2014.10.28 更新

#014

:: Canon EOS 5D mark III + Carl Zeiss Distagon 2.0/25 T* zf2 於 JR只見線 只見-大白川 ::

to the eco park

ブナの森に漆黒が近づく頃、
ひとときのざわめきが訪れる。

2014.06.25 更新

#013

“未だ見ぬ今日は。”

:: Canon EOS 5D mark II + Carl Zeiss Planar 50/1.7 T* AEJ 於 JR羽越本線 本楯-南鳥海 ::

まだ見ぬ今日は。

その旅人はいつも朝焼けを眺めていて。

2014.04.06 更新

#012

パラレルワールドに天地無用。

:: Canon EOS 50D + TAMRON SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di 於 JR常磐線 土浦-荒川沖 ::

青空に星が降る。

レンコン畑に空が映る頃、僕は茨城からの転居準備を進めていた。
寝台特急を退いた紅い機関車たちは、南常磐の貨物運用に従事する。
昼過ぎに土浦で荷下をろし、更に北上する2097列車。
当時震災で荷は激減し、土浦以北の臨時化・ダイヤ繰り上げが噂されていた。

3月中旬なら、北西からぎりぎりの光線が照らしてくれるはずだ。
太陽はやがて線路を越え、かつてやんごとなき列車に輝いた流星を照らす。
レンコン畑の向こうには土浦の町並み。3月の北関東らしい風景を収めることができた。
この数日後、土浦以北から2097レのスジは姿を消し、やがて紅い機関車たちも貨物運用を退いた。

僕にとっての土浦にはまだ、青空に星が降る気がする。
昔の写真を整理していると、どこか切なくなる。

2014.01.22 更新

#011

見知らぬ時を。

:: Canon EOS 5D mark II + Carl Zeiss Distagon T* 2.0/35 zf2 於 JR只見線 早戸-会津宮下 ::

見知らぬ時を。

いつもの列車は照らし出すのは、一期一会の蒼い世界。

2014.01.17 更新

#010

パラレルワールドに天地無用。

:: Canon EOS 20D + Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 28-70mm f3.5-4.5 MMJ 於 JR只見線 根岸-新鶴 ::

瞳に映った夕焼けは

滲むパラレルワールド
朧な記憶に天地無用

2013.09.10 更新

#009

やまざとに降りてきた。

:: Canon EOS 20D + Carl Zeiss Planar 50/1.7 T* AEJ 於 JR只見線 郷戸-会津柳津 ::

森と人と。

稜線が続く奥へ奥へ、
落葉樹たちが春を待つ。
それは延々と続く森の営み。

ソメイヨシノの夕暮れ、
列車の姿は数える程。
それは脈々と続く人の営み。

ここは森と人との交差点。

2012.03.27 更新 ; Special Thanks: brwafe2 さま

#008

春を待ちわびる。

:: Canon EOS 55 + SIGMA 70-300mm F4-5.6 DL MACRO SUPER + RDPIII 於 小湊鐵道 上総鶴舞駅 ::

南房総、春の訪れは早く。

枯れ草色の冬に黄色がふわり、高校まではその3月が当たり前だった。
北関東に住むようになって、ここの暖かい春を待ち遠しく思うようになった。
雪に閉ざされる厳冬を垣間見ると、色彩を待ちわびる心を知るようになった。
終わらない季節の輪廻。

2012.03.01 更新

#007

山寺にて、しんしんと。

:: Canon EOS 20D + EF70-200/2.8 L USM 於 JR仙山線 面白山高原-山寺 ::

山寺にて、しんしんと。

平成22年度の冬は、山形詣でを続けていました。
夜行バスから列車へ乗り継ぎ、山寺の駅で降車。
引き戸の向こうは青の世界。
静かに、静かに雪が降り積もる...

山を下る一番列車。

待合室で束の間の暖をとり
夜半に積み重ねた新雪を踏みしめつ
程なく線路を見下ろす丘へ。
天童高原へと続く峠道は時に雪煙に隠れ、時に現れ...
ゆらりゆらり。
朝一番に山を越えてきた列車が、姿を現した。

2011.12.25 更新

#006

秋の待つ駅。

:: Canon EOS 20D + Carl Zeiss Planar 50/1.7 T* AEJ 於 小湊鉄道 上総久保駅 ::

秋が待つ駅。

ふりつづく雨が、深い秋に代わる頃。
続く秋雨にやられた僕はようやく、つかの間の夕日を得ることができました。

時の忘れ物。

遠ざかる時代は、記憶になくても懐かしい。
もう一度、そしてまた来年。この景色をいつまでも眺めてられたら...

2011.11.19 更新

#005

みどりの国。

:: Canon EOS 20D + Carl Zeiss Planar 50/1.7 T* AEJ 於 JR磐越西線 荻野-尾登 ::

みどりの国。

川霧を求めて只見線で夜を明かす。
この日は良く晴れて、霧達はたちまち去ってしまいました。
そんな日は、はじける緑を写そう。うん、それがいい...

霞む稜線、緑のみなも。

鏡の世界に少しだけ寄り道。
赤いディーゼルカーが、深まる夏へと向かっていきます...

2011.8.16 更新 ; Special thanks : brwafe2 さま

#004

雲とともに。

:: Canon EOS 50D + TAMRON SP AF17-35/2.8-4 XR Di LD Aspherical [IF] with MARUMI DHG Super Circular P.L.D. 於 JR磐越西線 更科(信)?翁島 ::

雲とともに。

目覚めた時は、山の頂きはご機嫌斜めであったと記憶しています。
その後厚かった雲は驚くほど急速に割れ、上空はすっかり青空へ。

この年、いちばんに感じた夏。

それでも磐梯山に掛かる雲だけがなかなか抜けません。山の頂きを先頭に、生まれては消え、生まれては消え…
やがて快速列車が現れて、白い雲の下にぴたり。
雲は山頂を見せつつ、悪戯っぽく影を落としていったのでした。

2011.8.13 更新 ; Special thanks : 立体さま、Sさま

#003

みかん色の空港行き。

:: Canon EOS 50D + TAMRON AF28-300/3.5-6.3 Di XR VC LD Aspherical [IF] MACRO 於 JR総武本線 物井?佐倉 ::

みかん色の空港行き。

週末はこいつが空港線に入るはず。
ところが肝心の当日は朝寝坊、少し慌てて現着したのでした。
確か特急「ひばり」の運転日と重なっていたと記憶しております。
東北の仲間から続々と知らせが届く中、ご一緒した方と雲行きに一喜一憂。
束の間の薄日が照らせば、"空港"の標を掲げたみかんが飛び出した。

惜別。

他線からの新型車による置き換えが進み、
残す活躍もあと僅かと囁かれ始めた房総の主、113系。
でも117番はチグハグ塗装で最後まで、新鮮な景色を見せてくれました。
東海道線でのイベント走行を終えた後、今日廃車回送されていった...
ありがとうの意を込めて、この一枚を上げてみます。

2011.7.6更新

#002

まもなく手ノ子。

:: Canon EOS 55 + TAMRON AF28-300/3.5-6.3 Di XR VC LD Aspherical [IF] MACRO RXP 於 JR米坂線 手ノ子駅 ::

まもなく手ノ子。

雪の吹き荒ぶ駅に、
日に数えるほどの列車がやってきました。

盆地まで。

いつ撮ったんだろう...正直記憶はおぼろげです。
過疎ダイヤの米坂線では、移動に使う列車も貴重な被写体。
緊張してファインダーを覗いたことはなんとか覚えてる。
このときばかりは、寒さを忘れていたと。

2011.6.29更新

#001

米沢へ。

:: Canon EOS 20D + TAMRON AF28-300/3.5-6.3 Di XR VC LD Aspherical [IF] MACRO 於 JR米坂線 坂町駅 ::

米沢へ。

去年の今頃僕は、こんなのを撮っていたようです。
そうこれは秋田の先輩を訪ねた帰り、引退を間近に控えた旧型車...
坂町駅でスタンバイしていたのは、古めかしいツートンカラーと、オレンジ一色のコンビでした。

でこぼこ。

引退が近い?
そんなことは感じさせない、鮮やかな紅とクリームの車体。
でもふと振り返れば、反射光がその齢をそっと、教えてくれた。

水先案内札。

どこへ連れて行ってくれるの?
古ぼけた札は、今まで何人の旅人を導いたか知れない。
それももうすぐ、明滅するダイオードへとバトンを渡します。

車掌さんがやってきた。

重そうな鞄を持って乗り込めば、
列車は米沢への旅支度をはじめる。
「この列車は...。停まります駅は...。」

2010.3.31更新 ; Special Thanks: Dainoshinさま